サケフィレー加工を強化/今夏、トリムCの生産も

2023年4月3日

昨年12月に整備したフィレー専用工場

根室市の水産加工メーカー、カネ共三友冷蔵(株)(石田一志社長)はサケ・マス事業を強化している。昨年末に専用のフィレー加工場を整備、今夏には同工場にトリムC(骨取り、皮付き)用の機械を導入する計画も立てており、幅広いニーズへの対応を目指す。

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 フィレー工場は既存のフレーク工場(第2工場)を改修して整備した。空調を整えて定温管理できるようにしたほか、床、壁も修繕し、品質・衛生管理体制を万全にした。これまでフィレー加工はライン化していなかったが、新工場はコンベアを入れて原魚の下処理からセンターカット、整形、インジェクションまでをライン化。稼働開始以降、「生産効率はかなり上がり」(石田社長)、省人化効果も得られているという。日産処理能力は約10トン。[....]