イワシ、北部太平洋が好調

2023年3月7日

 年明け以降の北部太平洋海域(常磐―犬吠沖)は、マイワシの漁獲が好調に推移している。最大の水揚げ港である銚子漁港は、まき網漁業で1月は1万5650トン、2月は3万6390トンを揚げ、2か月で5万トンを突破した。前年よりやや大型個体が多く、脂乗りのよい良品だったうえ、サバの記録的な不漁も受けて、1~2月の浜値はキロ84円となり、前年同期の2倍に跳ね上がった。

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 太平洋側のマイワシは順調に南下し、年明けから常磐―犬吠海域に漁場が形成された。1そうまき網漁船を中心に、一日当たり5000トンを上回る水揚日が2月だけで6日もあった。特に2月6日は、利根川を挟んだ銚子と波崎の2港だけで8000トンを超えた。[....]