まき網FADs規制緩和、メバチ資源増の評価受け

2023年12月13日

 クック諸島のラロトンガで5日に始まった中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)の第20回年次会合が、9日に閉幕した(いずれも日本時間)。熱帯マグロ類(カツオ・メバチ・キハダ)の2024~26年保存管理措置は、メバチ資源の増加予測を受け、まき網漁業の集魚装置(FADs)使用禁止期間を改正。排他的経済水域(EEZ)内は現行の3か月措置を1・5か月に、公海は5か月から2・5か月へと半減、努力量を緩和することに合意した。

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 本会合ではWCPFCの委託で南太平洋委員会(SPC)が調査した、最新のメバチ、キハダ資源評価結果を基に議論された。それによると条件にもよるが、直近の状況が続けばメバチ資源は増える、楽観的な予測が示されている。そのため、漁獲量を一定程度増やしても、資源を維持できることが伝えられた。[....]