くら寿司「循環フィッシュ」で寄付、漁業就業支援フェアに活用

2021年2月25日

小坂センター会長?に目録を渡す久宗常務

 回転寿司チェーン「無添くら寿司」を運営するくら寿司?(田中邦彦社長)は22日、「循環フィッシュ」の売り上げの一部として約650万円を全国漁業就業者確保育成センターに寄付し、久宗裕行くら寿司常務から小坂智規センター会長に目録が手渡された。

 くら寿司は限りある海洋資源を守るとともに国内漁業者と共存共栄を目指す取り組み「天然魚プロジェクト」を2010年から開始。天然魚の有効活用や低利用魚の高付加価値化、年間契約制度「一船買い」など漁業者とさまざまな取り組みを行っている。昨年2月には、さらなる推進に向け水産関係者や政府関係者らを招聘した「天然魚サミット」を開催。くら寿司と各団体の取り組みや現状の課題と解決策を共有するとともに、新たな取り組みとして漁業の持続可能な発展に貢献するため国産天然魚の骨やあらなど商品化しにくい部位を魚粉に加工し、餌に使用する魚粉の一部として活用して育てた魚「循環フィッシュ」の売り上げの一部を全国漁業就業[....]