魚に2種類の逃避方向あり、長崎大学が説明

2023年2月28日

 長崎大学水産・環境科学総合研究科の河端雄毅准教授らは、生物が捕食者から逃げる方向には、捕食者に対して120~140度と170~180度の2種類があるという現象を理論的に説明することに成功した。魚を捕獲しやすい漁具や漁法の開発に寄与する可能性がある。

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 生物が攻撃から逃げる時に2種類の方向があることは、これまでの研究でも観察されてきた。河端准教授らはその行動を説明するため、新たに「方向転換にかかる時間」と「捕食者の攻撃が終わる地点」の2つを考慮し、捕食魚であるカサゴの模型から餌生物であるマダイの稚魚が逃避する行動を23個体から合計264データを取得した。

02★漁船でのCO2削減を証明、新松浦漁協で実証実験              ⑨その他

 セイカダイヤエンジン(株)(柴﨑亨社長)は24日、長崎・松浦市でJF新松浦漁協が主催する脱炭素化セミナーにおいて、二酸化炭素(CO2)排出量を2割削減する(株)ユーグレナ社製の次世代バイオディーゼル燃料「サステオ」を漁船に使用した、日本初の実証実験結果を報告した。[....]