[1105]日ロ漁業合同委員会第37回会議および日ロさけ・ます政府間協議の結果について

2021年4月26日

■漁獲量は前年同の2050トン、協力費も昨年と同条件に。

 「漁業の分野における協力に関する日本国政府とソヴィエト社会主義共和国連邦政府との協定」に基づく日ロ漁業合同委員会は、日本水域におけるロシア系サケ・マスの漁獲に関する条件などについて協議するため、例年開催されています。今年の会議は3月29日から4月2日の期間で、ウェブ会議で開催されました。

 協議の結果、漁獲量は昨年と同一の条件となる2050トンとすることで意見が一致しました。また、日本側が負担する漁業協力費の総額に関しても、昨年と同一の条件とすることで意見が一致しました。

 具体的には、実際の漁獲量に応じて負担する方式を採用し、その上限を3億13万円、下限を2億6000万円とするものです。このほか、日ロ間の科学技術協力計画についても議論を行った結果、これまで双方が実施してきた、北太平洋におけるサケ・マス類の生態や分布に関する調査など、両国の研究機関による協力を継続することで意見が一致しました。

 2021年の日本水域におけるロシア系サケ・マスの漁獲に関する操業条件は以下の通りとなっています。

①漁獲量:2050トン(前年同)

(内訳)

・カラフトマス、ベニザケ、ギンザケ、マスノスケ:1550トン(前年同)

(ベニザケ、ギンザケ、マスノスケは3種合わせて1隻当たり1トン以内)

・シロザケ:500トン(前年同)

②漁業協力費:2億6000万円~3億13万円の範囲で漁獲実績に応じて負担(前年同)

 次に、日ロさけ・ます政府間協議の結果についてですが、ロシア連邦200海里水域における日本漁船によるロシア系サケ・マスの漁獲に関しては、例年、日ロ政府間でその漁獲の条件などについて協議しています。ロシア連邦200海里水域においては、16年から流し網の使用が禁止されています。

 このため、同水域において、サケ・マス類を漁獲するためには、従来まで使用していた流し網に替わる他の漁法を用いることが必要となっています。協議の結果、昨年に引き続き、漁船1隻により、引き網による採算性の向上を目的とした試験的な操業を行うことについて双方の意見が一致しました。

 21年のロシア水域におけるロシア系サケ・マスの漁獲に関する操業条件は以下の通りとなっています。

①漁獲割当量:125トン(前年同)

(内訳)ベニザケ  :15トン(前年25トン)

    シロザケ  :24トン(前年25トン)

    カラフトマス:81トン(前年70トン)

    ギンザケ  : 3トン(前年同)

    マスノスケ : 2トン(前年同)

②入漁料:約2433万円(前年同)

③操業期間:21年6月1日~7月31日までの期間のうち、36日間

(前年の操業実績7月7日~7月21日)

(水産庁国際課)