オイシックス・ラ・大地×青稜中、産学官協働でフードロス削減

2023年10月27日

生徒たちと並ぶ、商品を試食した森澤区長(㊨から3人目)と青田校長(左端)

 オイシックス・ラ・大地(株)(東京・品川区、高島宏平社長)は23日、青稜中学校(品川区)や区と産学官連携で取り組む「Oisix×次世代〝これからの食〟学び場プロジェクト」についての記者発表会を品川区役所で開催し、生徒たちが考案した「SDGs丼」の販売を行った。

 フードロス解決型ブランド「Upcycle by Oisix」の三輪千晴ブランドマネージャーは、フードロス削減を目指す同プロジェクトの一環として、青稜中学校の2・3年生を対象とした「SDGsゼミナール」で9月にフードロス削減をテーマに特別授業を実施した経緯を説明。

 通常は廃棄される食材に新たな価値を生み出すアップサイクルについて学んだ生徒たちは、同社の担当者からメニュー開発のノウハウを得ながら、穴の開いたワカメやシロエビの殻を使った「SDGs丼」のメニューを全10班に分かれて考案した。

 生徒や青田泰明校長、同社担当者らによる投票の結果、ワカメの食感を生かして肉巻きの具にした「肉巻きWAKAMEのスタミナ丼」と、シロエビの殻をすりつぶして作られただしをベースにした「とまらない!えび出汁リゾット」が商品化された。[....]