貝殻魚礁の利用促進／ＪＦシェルナース

2020年1月6日

沈設前の「貝藻くん」。

　２０１４年度から実施されている「浜の活力再生プラン（浜プラン）」も計画の５年を終え、各地で更新が進んでいる。浜プランでは海洋建設が製造してＪＦ全漁連が販売する貝殻魚礁「ＪＦシェルナース」や「貝藻くん」の導入による資源の増大を盛り込む事例も増え、実際に効果も現れ始めた。推進ブロック会議で貝殻利用技術をＰＲし、活用を促す取り組みも進んでいる。今年の新年特集では、浜プランでナマコやタコの増殖を目指す活動とともに、１７年に秋田県で初めて採用されたＪＦシェルナースの効果を紹介する。

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　水産業を核とした漁村の活性化を図る浜プランは、５年間の計画で「漁業者の所得を１０％向上させる」ことを目的に掲げ、策定すれば計画に必要なさまざまな支援を優先的に受けられる仕組みだ。現在は全国で約６４０プランが認定されている。[....]