海没遺骨回収へ、リミットは2045年、東京海洋大

2020年1月31日

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「海洋大中心に回収に取り組むべきだ」と語る岩淵教授

 東京海洋大学は27日、東京・江東区の越中島キャンパスで2019年度第5回報道関係者懇談会を行った。受験シーズンも始まった中で、竹内俊郎学長は今年の抱負について「子年は大きく始動する年。先を見据え迅速に運営のかじ取りをしていく」とあいさつした。

 研究発表では、海洋工学部の岩淵聡文教授が「ユネスコ水中考古学大学連携ネットワークメンバー校としての東京海洋大学の諸活動」と題して、戦時中に沈んだ日本船からの遺骨回収活動について講演した。

 日本海軍の主要基地であった南太平洋・ミクロネシア連邦トラック島周辺の海底には、沈没した日本の海没艦船・遺骨が多数残されている。近年、悪意あるダイバーからのいたずらなどが[....]