水産物空輸(1月)/アトラン大幅減、フィレーは高値でも拡大

2017年3月3日

 財務省の通関統計によると、生鮮サケ・マスの1月の輸入(空輸)実績は2658トン、34億8628万円で、前年の同じ月に比べ数量は8・9%減少し、金額は11・5%増えた。このうち主力の生鮮アトランティック(セミドレス=頭付き)は1402トンで、25・9%減と大きく後退。暮れの最大需要期を過ぎて平月に戻った要因もあるが、高値が続いたノルウェー産が22・7%減と落ち込みを急にし、高値による反動が一層顕著になった。これに対して、生鮮フィレー(F)は高値にもかかわらず、引き続き輸入量を増やしている。[….]

「生鮮サケ・マスの輸入(空輸)早見表」「生鮮サケフィレーの月別輸入推移」「生鮮(空輸)アトランティックサーモンの主要国別輸入推移」本紙参照