宮城カキ身入りまずまず29日初入札会、代表者会議決定

2018年9月26日

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初入札を前にカキの品質を検査するJFみやぎ職員

 JFみやぎは20日、石巻市内で宮城県産カキの生産者と買受人の代表者会議を開き、生食用むき身の初入札会を今週末29日に行うことを決めた。
 会議前に県内44か所の養殖品を検査したところ、懸念された「卵持ち」は全般に少なく、身の大きさもまずまずで「すでに良品が一定量揃う状況にある」と判断。県の指針で定められた出荷解禁日に合わせて全域で生産を開始し、初入札を行うことにした。
 生産者筋によると先月来の度重なる降雨で漁場に山由来の栄養分が大量流入。生育が順調に進む中、台風通過などによる適度な波風で放卵も進んだ。初入札会への上場量は12トン以上になる見込み。
 JFみやぎは「一部に卵の抜けが思わしくない浜もあったが、初入札まではまだ間があり、ある程度の良化が見込める。選別を徹底しても初回から一定量はまとまるはず。安全・安心でおいしい宮城カキの提供に全力を尽くしたい」と話している。
 宮城は全国を代表するカキ生産県。今年は昨年並みの約1800トン(むき身ベース)の生産が計画されている。[....]