はごろもフーズが新清水プラント建設、20年5月稼働

2017年9月15日

はごろもフーズ「新清水プラント」の完成予想図

 はごろもフーズ?(池田憲一社長、静岡市)は、ツナ缶詰とコーン缶詰を製造する新工場「新清水プラント」を建設すると発表した。売り上げ伸長を想定、約48億円を投じ生産能力のアップを図る。

 静岡市清水区島崎町の同社旧パスタプラントの跡地で、4936平方メートルの敷地に鉄骨造り6階建てで建設、延べ床面積は9069平方メートルの工場を新たに建てる。1、2階がトラック搬入口、資材倉庫、従業員の更衣室、食堂など。3階にツナ缶詰製造ライン、吹き抜けの4階部分に見学者通路、5階にコーン缶詰製造ライン、吹き抜けの6階部分に見学者通路を配置する。

 ツナ缶詰はキハダが原料の「シーチキンLフレーク」と、カツオが原料の「シーチキンマイルド」を製造し、生産能力は日産約19万缶。現工場は原料魚やロインからツナ缶詰を生産していたが、新工場は輸入したロインを原料にする。解凍の時間短縮や効率化、人を介さない自動殺菌機の導入などにより製品の安全性と生産性の向上を図る。コーン缶詰は「シャキッとコーン」を製造、能力は日産約10万缶となる。色が悪いコーンを自動ではじく最新の色彩選別機を導入して商品力の向上を図る。

 着工時期などは未定で、2020年5月の稼働を予定する。[....]