IoT給餌機「餌ロボ」開発、高知のソフト開発会社

2019年4月8日

魚群行動の可視化を利用した自動給餌のイメージ

 パシフィックソフトウエア開発㈱(高知市、中城一明社長)は、モノのインターネット(IoT)を活用し、養殖魚の食欲がどの程度かを導き出し必要な餌量だけを与える自動給餌機「餌ロボ」を開発した。人の判断基準を学習する人工知能(AI)も備え、事業者ごとの給餌の自動再現も可能にする。

 イケスで養殖する魚は、餌を欲する時に水面近くまで上昇し、十分な摂餌を終えると下層へ潜る。この魚群行動を可視化して、深度を食欲度へ置き換えた。解析には超音波センサーを使うことで、夜間や悪天候でも魚群の行動が分かる。給餌機の操作パネルには既存のスマートフォンを使うことができ、画面には魚群の深度が10段階の食欲レベルで表示される。「レベル8になったら給餌を始め、5まで下がったら止める」などという独自マニュアルもつくりやすい。

 対象魚種はマダイ。現行の給餌機は摂餌が悪い日も決まった時間で餌を落とし続けるため、摂餌しきれなかった餌がコスト増になっていた。[....]