＜ぷろふぃる＞井関俊夫・東京海洋大学学長／学生に人生の転換点を

2021年5月25日

井関俊夫・東京海洋大学学長

　４月１日付で東京海洋大学の海洋工学部長から学長に就任した。旧東京商船大学だった越中島キャンパスからの選出は初めてで、理事や副学長が未経験なことも珍しい。ただ、大学院の副教育院長および研究科長を歴任し、品川キャンパスの教育体制にも精通している。「水産と商船の垣根がなくなっている証明であり、大学一丸となってよい方向に向かっていきたい」と意気込む。

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　専門は船舶海洋工学や流体力学など。波の分析による海難防止のほか、燃料や二酸化炭素排出量の削減、波浪発電装置に関する基礎研究にも取り組んできた。子供の頃からの乗り物好きで、「動くものを作りたい」との思いを秘めた中で船に出合った。[....]