ぷろふぃる/國分豊子JF全国女性連会長、楽しさ共有

2019年6月28日

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「ぜひフレッシュ・ミズ部会に入って」と若手に期待する國分会長

 魚食の普及や漁村文化の伝承など、漁協女性部員存在意義に確固たる軸をつくったうえで、時流にも敏感に対応し、交流サイト(SNS)などを活用する新たなつながりを「ウエルカム」と歓迎。「不易流行」をモットーに14日、JF全国女性連の新会長に就任した。「魚離れ」に「待った」をかけるのは、率先してきた女性部こそ、と自認する。日常の慌ただしさと食卓を想定しつつ「こんな食べ方を」と勧める食シーンは、青年部にない経験がものをいう。

 問題は女性部員の減少や高齢化だ。近年は休部(休会)の申し出が増えており、「ここで食い止めねば」と、危機感を募らせる。原因はどこにあるのか。「入って『楽しい』と思えないと続かないし、自然と役員のなり手も減ってしまう」とみる。“お友達”は若手世代にも多い。女性の起業には関心が深く「ぜひ(若手部員の確保を目的とした)フレッシュ・ミズ部会に入ってほしい」と期待を込める。

 部員数の減少は寂しい。ただ小規模でも楽しさを共有できる時代だからこそ、休部の考えには「もう少し我慢してほしい。これから新しい景色が見えるはず」と、強く訴える。66歳。[....]