22年度予算案3180億円

2021年12月15日

大臣折衝で「満額確保にがんばる」と表明する金子大臣

 自民党水産部会(長峯誠部会長)・水産総合調査会(浜田靖一会長)の合同会議が14日、東京・永田町の党本部で開かれ、水産庁が説明した2021年度補正と22年度当初予算の水産関係予算案を了承した。22年度案は大臣折衝を残す「もうかる漁業」以外で1908億円に上り、「積立ぷらす」対策などが入る21年度補正予算と合わせて4期連続で3000億円超えの3180億円になる。

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 基金残高の枯渇が一時懸念された「積立ぷらす」については、11月末時点で基金残高が100億円あり、今年度補正の592億円と来年度当初予算の基金分約100億円を足すと「当面の財源として現在811億円ある」(渡邊毅漁政部長)と説明し、「十分な基金を確保できている」とした。漁業経営セーフティーネット構築事業についても補正と合わせて107億円を確保し、燃油価格も戻っているところで「十分な基金を造成できている」と解説した。[....]