22年度 道産ホタテ水揚げ42万トン

2023年5月15日

オホーツクのホタテ水揚げ

 北海道漁連のまとめによると、2022年度(22年4月~23年3月)の道内のホタテ水揚げは前年比4%減の42万137トンとなった。6年ぶりの減産となったものの、オホーツク地区での安定した水揚げなどにより、3年連続で40万トン台の高水準をキープした。平均単価は輸出需要と円安を背景に27%高のキロ265円と上昇、数量と掛け合わせた水揚金額は1100億円超と初めて1000億円を突破し、〝ホタテ好況〟を印象付ける結果となった。

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 数量を地区別にみると、主力のオホーツク地区は稚内が4%減の13万5026トン、北見が1%減の19万5479トン、合わせて2%減の33万505トンと前年を下回った。ただ、史上最多の21年度、20年度に次ぐ史上第3位のボリュームで、ハイレベルな水揚げが続いた。

 噴火湾地区は室蘭が14%増の1万474トンと増加した一方、函館は5%減の5万896トンと減少した。新シーズンに入った年明け1~3月の漁が減産基調となったことが影響した。[....]