２２年ノルウェー水産物輸出金額、史上最高を更新

2023年1月10日

　ノルウェーの２０２２年水産物輸出額が前年実績を２５％上回る１５１４億ＮＯＫ（ノルウェークローネ＝６日、１３・３６円）に達し、史上最高を更新したことが５日、ノルウェー水産物審議会（ＮＳＣ）の調べで分かった。ロシアのウクライナ侵攻に伴う諸原料、資材、エネルギーコスト上昇や魚価高騰に為替変動が加わる中、特に米国向け輸出を伸ばしたサーモンが牽（けん）引した。数量は５・４％の２９０万トンだった。なお、日本向けの輸出額は約４６億ＮＯＫ（前年比１％増）、数量は１０万６２９トン（７％減）とほぼ前年並みで、ヨハン・クアルハイムＮＳＣ日本代表は「昨年は多くの混乱があったが、その中でも日本への輸出は比較的安定していた」と述べている。

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　輸出額の多い順で魚種別にみると、サーモンが１０５８億ＮＯＫ（前年比３０％増）、タラが１２２億ＮＯＫ（２５％増）、サバが６３億ＮＯＫ（７％増）、トラウトが５０億ＮＯＫ（２４％増）。輸出先としては、ポーランドが１５５億ＮＯＫ（２４％増）、デンマーク１２６億ＮＯＫ（２２％増）、米国１１７億ＮＯＫ（４６％増）の順で、伸び率は米国が最も高かった。[....]