量販店・スーパー既存店、8か月ぶり売上プラス

2021年10月25日

 量販店・スーパーの主要業界団体は21日、2021年9月の販売実績を発表した。新型コロナウイルスへの警戒感が緩まず、家飲みや家庭内消費への需要が強めに推移したことで、主要な2統計のいずれも既存店の対前年比で増加した。今年1月以来で8か月ぶり。水産品(水産)は好不調まちまちだったが、全体と同じく既存店対前年比は揃ってプラス圏だった。

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 加盟企業が総合スーパー(GMS)主体の日本チェーンストア協会が発表した「チェーンストア統計2021年9月度速報」によると、総販売額は1兆510億696万円だった。衣料品・住関品は苦戦したものの、販売額に占める割合の大きい食品が内食傾向により好調。既存店前年比は3・2%上回った。前年比増は2か月ぶり。[....]