豊洲卸7社取扱高、7年ぶり増

2022年4月5日

 東京・豊洲市場の2021年度卸売会社別取扱高がまとまった。新型コロナウイルスの影響を通年受け続けた2年目は、魚価高騰による底上げと場外取引(兼業)の積極的な開拓を進めたことで前年度を1割超上回って4000億円台を回復し、7年ぶりの金額増となった。新型コロナの影響が最終盤だけだった19年度の金額も1・4%上回っている。

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 卸7社合計は、数量が42万3781トン(0・2%減)と、数量では2年連続で減少した。しかし、平均単価はキロ1017円(11・3%高)と急反発し、金額は4309億1500万円(11・1%増)となった。単価上昇分がそのまま金額増分となった印象だ。[....]