豊洲千客万来事業者に聞く/場内事業者のパートナーに

2023年3月24日

完成イメージ。手前の商業棟は地上3階・地下1階、奥の温浴棟が地上9階・地下1階

 10月8日に開場5周年となる東京・豊洲市場の6街区場外に建設中の「千客万来施設(仮称)」(事業者・万葉倶楽部(株))が来年2024年2月1日に開業する。移転事業の最後の「ピース」が埋まることで、豊洲市場にどんな化学変化が期待できるのか。「場内事業者はもちろんのこと、周辺の皆さまと一緒に豊洲エリアを盛り上げたい」と意気込む、万葉倶楽部(株)で新規開発事業部を担当する高橋眞己副社長にインタビューした。

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 --事業予定者決定から約7年、いよいよ開業まで1年を切りました。

 高橋副社長 今年9月に建物が完成し、その前後にテナントを公表して内装工事に入ることにしている。現在、入居業者の選定作業をしている。

 希望者の声掛けは、豊洲市場関係者、築地場外市場関係者、豊洲地区の地元商店街、の3本柱で行った。手を挙げていただいた方の中から、商業棟の「豊洲場外江戸前市場(仮称)」のコンセプトにふさわしく、近隣のららぽーと豊洲や大型小売店などといった、既存の商業施設と競合しないような方々を選びたい。[....]