千客万来施設、来年2月開業

2023年2月10日

小池知事?との面会に臨んだ万葉倶楽部の高橋社長

 東京・豊洲市場6街区場外エリアの千客万来施設の事業予定者である万葉倶楽部(株)(神奈川・小田原市、高橋理社長)は9日、都庁に小池百合子知事を訪ね、現在の整備状況を報告した。その中で、商業棟と温浴棟から成る施設全体の名称を「千客万来施設(仮)」と定め、2024年2月1日に開業見込みであることを都側に伝えた。

 竣工は今年9月の見通し。そのあとにテナント業者が内装工事を進め、翌年2月1日に一斉開業する。入居業者の一覧は竣工の前後に公表する。

 商業棟「豊洲場外江戸前市場(仮称)」は築地からの伝統を引き継ぎ、豊洲ならではの新鮮な食材などを生かした飲食・物販店舗を展開。御影石や淡路島の「いぶし瓦」などの伝統的な建築素材や、多摩産材などを採用した木造建築により江戸の古い街並みを再現したオープンモールとする。

 温浴棟「東京豊洲 万葉倶楽部(仮称)」へは箱根・湯河原温泉の湯を運搬し、露天風呂やサウナ、岩盤浴、エステ、マッサージ、国内トップクラスの数を備えた最新リクライナーで一日ゆっくり滞在できるくつろぎ空間とする。屋上に豊洲の景観を一望できる展望足湯庭園を入館者用と一般無料開放用の2か所設ける計画だ。[....]