豊洲の水産物販売/まん延防止措置で最悪

2022年1月27日

 新型コロナウイルスのオミクロン株の爆発的な拡大により、まん延防止等重点措置が34都道府県に拡大されたことで足元の水産物販売が急激に悪化している。21日から対象区域になった東京都の豊洲市場では、飲食・宿泊業向けが急速に冷え込み、業務用が主体の活魚や貝類などを中心に売れ行きが鈍っている。卸の営業担当者は「過去のまん延防止措置の中で最悪」と嘆く。

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 東京都が公表している「中央卸売市場日報」によると、豊洲市場の2022年の活魚販売は流通量が減る水曜市だった12日を除けば安定して一日の販売量が30トンを超え、初旬は40トンに届く日も珍しくなかった。[....]