従業員8000人にワクチン職域接種/豊洲市場

2021年6月23日

職域接種の実施を発表した伊藤会長

 東京・豊洲市場で7月12日から約2か月間かけて、約8000人規模で新型コロナウイルスのモデルナ製ワクチンの職域接種を実施することが分かった。一般社団法人豊洲市場協会(伊藤裕康会長)が6月22日に場内で会見を開き、前日の21日に厚生労働省に申請したことを報告した。伊藤会長は「安心してお客さまが買い出しに来られる市場流通を取り戻す」などと意気込みを語った。

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 接種対象は卸売業者や仲卸業者、関連事業者など、場内に拠点を置く事業者の従業員。市場開設者である都の協力で千代田区内のクリニックから医師や看護師の派遣を受けて、管理施設棟1階の講堂に3ラインの会場を設け、一日400人ペースで7?8月の開市日にフル回転で接種を行う。[....]