第26回三陸気仙沼の求評見本市開催

2022年9月20日

20年開催の第25回も盛況となった

 日本有数の港町・宮城県気仙沼市で来週28日、多彩な地元の味わいを集めた地域商談会「第26回 三陸気仙沼の求評見本市」が開催される。新型コロナウイルス禍の影響で昨年は開催を断念したが、感染状況が下火となっていることを受け、万全の対策を講じて2年ぶりとなる対面式の商談会開催に踏み切った。市内の水産加工業者や精肉業者などが一堂に会し、多種多様な商品に出合える見本市の魅力や見どころ、概要などを紹介する。

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 気仙沼市は昨年、生鮮カツオの水揚げ25年連続日本一を達成したほか、メカジキやサメ類に関しても指折りの水揚量を誇り、遠洋漁業の基地としても全国に知られる国内屈指の水産都市だ。

 「三陸気仙沼の求評見本市」は約30年前に関東圏などで開催していた市主催の物産展という形からスタート。それからバイヤーに直接気仙沼を訪れてもらい、バイヤーに産地・気仙沼と、この地の多彩な加工品とそれらを育んだ自然豊かな環境を見てもらうという形式に変化していった。産地開催型の見本市としては東北でいち早く開始されたものだが、単なる商談で終わらせず、「見て、触れて、味わったうえで評価をいただき、さらによい商品を作り出す」という思いを込め「求評」と銘打たれている。[....]