知内沖でトラウト養殖、外海での飼育に挑戦

2023年11月20日

イケスへの稚魚投入の様子(知内町提供)

北海道南西部・知内町のJF上磯郡漁協と同町、日本サーモンファーム(株)(青森・深浦町)は同町沖の外海でトラウトサーモンの試験養殖事業を開始した。飼育尾数は5万~5万5000尾で、主に漁港内でサーモン試験養殖が行われている道内にあって最大規模となる。環境の厳しい外海での養殖が実現できるかが注目点だ。

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 12~15日に同町沖3キロの沖合に設置した直径40メートルの円形イケスに、八雲町熊石から手当てした稚魚(一尾約400グラム)計5万~5万5000尾を投入した。給餌しながら一尾3キロを目標に育て、来年4~7月に約100トンを水揚げ・出荷したい考え。事業は複数年にわたって行う計画で、ゆくゆくは400~600トンへの増産を目指す。[....]