湧別漁協、ホタテ工場が竣工

2024年3月6日

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公開された新工場内部。オートシェラー4基が並ぶ

 北海道オホーツク地区のJF湧別漁協(阿部俊彦組合長)が建設していたホタテ玉冷加工場の竣工式および見学会が3日、同工場で行われた。産地の労働力不足対策として(株)ニッコー(釧路市、佐藤一雄社長)の自動貝むき機「オートシェラー」4基を導入し、約35人分の省人化を図った新鋭の工場で、出席者は真新しい施設内を興味深げに見て回った。

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 同工場は同町港町の漁港用地に完成。鉄骨2階建てで延べ床面積約4900平方メートル。地元で水揚げされる原貝を処理して玉冷を製造・出荷する施設で、原貝の開口から貝柱回収までを自動で行うオートシェラー、貝柱洗浄装置、トンネルフリーザー、選別、計量、包装機などを備える。高度な衛生管理体制を敷き、対米HACCPの取得を目指す。製品保管庫のほか、2階には見学者通路も設けた。[....]