海の民話、25作をアニメ化

2023年6月2日

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過去に制作されたアニメ

 日本昔ばなし協会はこのほど、2023年度に「海」にまつわる民話や「海」が関係している内陸を舞台とした25の民話をアニメ化すると発表した。民話が伝承されているエリアを「海ノ民話のまち」として認定する。

 アニメ化される民話は、監督でプロデューサーの沼田心之介氏を認定委員長に、先人の豊かな海の学びが包含されていることや、想像力、資産、地域性、継承性などを考慮し認定された。18年度にスタートしたこのプロジェクトは、昨年度までに42の「海ノ民話」がアニメーションとして作成され、40の自治体(宮城県松島市、長崎県佐世保市は2認定)が「海ノ民話のまち」に認定されている。アニメーションは完成後、公式サイト(https://uminominwa.jp/)で公開される。

 海ノ民話のまちプロジェクトは、日本財団が推進する「海と日本プロジェクト」の一環として、海と深く関わりをもつ日本という国の「海との関わり」と「地域の誇り」を、子供たちに伝え語り継ぐことを目的に始まった。日本中に残された海にまつわる民話を発掘し、その民話のストーリーと込められた「思い」「警鐘」「教訓」を、親しみやすいアニメーションにすることで、次の世代を担う子供やさらに次の世代へと語り継ごうと今年度で6年目になる。[....]