2020年4月2日
新型コロナウイルスの感染拡大で東京都が不要不急の外出自粛を呼び掛ける中、世界最大の魚市場である東京・豊洲市場の事業環境も一変している。特に、外食店を顧客層の中心としている水産仲卸業者の業績への深刻なダメージは、広がり続けている。天ぷら種用などの高・中級魚全般を取り扱う?ナンバ水産の社長で、東京魚市場卸協同組合(東卸)の広報担当常務理事を務める難波昭信氏に聞いた。
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◇現在(3月28日時点)、市場業務にどんな影響が出ていますか。
◆難波常務理事/都が2月末から一般の見学客の入場を停止し、われわれも卸と話し合って早朝のセリ場に取引関係者以外を入れないように申し合わせたところだ。最近は仲卸売場へ買い出しに来る一般の人々は見かけなくなった。[....]