東京海洋大、初の市場見学ツアー

2022年11月30日

ウニについて吉橋「吉善」社長(右端)から説明を受ける参加者

 東京・豊洲市場の468の水産仲卸でつくる東京魚市場卸協同組合(東卸、早山豊理事長)は24日、東京海洋大学の学部生と大学院生ら15人を招き「東京海洋大市場見学ツアー」を初開催した。日本の生鮮水産物流通の中枢である豊洲の市場施設を見学し、重要な目利き機能を果たしている仲卸らと意見交換を行った。今後はイベントや勉強会などの定期開催に加え、さらに高次な取り組みを見据えて交流を深めるうえでの最初の一歩を踏み出した。

 参加したのは、東京海洋大の教養科目の海洋政策文化基礎演習を受講する1?2年生と、海洋生命科学部海洋政策文化学科の婁小波副学長と中原尚知教授の研究室に所属する、流通に関心の高い3?4年生と大学院生。

 管理施設棟1階の会議室で概要説明を受けたあとに出発した参加者は、管理施設棟上層部、水産卸売場棟1?2階、水産仲卸売場棟の水産仲卸売場、関連売場、屋上などを回って、東卸の職員から日々の業務で説明を受けた。[....]