札幌のセンチュリーホテル、未利用海藻の特別メニューを提供

2022年11月7日

アオノリを振り掛けたタイの釜飯

 【札幌】JR札幌駅前のセンチュリーロイヤルホテルは、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として未利用海藻・天然アオノリを題材とした食育活動などに取り組む(一社)ブルーコモンズジャパン(函館)との共同企画として、今月1日から同ホテルの和食レストランで、北海道産天然アオノリを用いた特別メニューの提供を開始した。

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 天然アオノリは道南地方沿岸でイワノリの収穫が終わったあと、入れ替わるように生えてくる緑藻で、採取する人がいないため、食材として利用されていないのが実態。

 ブルーコモンズジャパンは3年前から天然アオノリに着目。この新たな可能性を秘めた海の恵みを子供たちに知ってもらい、海の未来を考えてほしいとの思いから、講座を開催したり、学校給食で提供したりする活動を展開している。

 一方、同ホテルは食に関する国連の持続可能な開発目標(SDGs)の取り組みを推進する中で、ブルーコモンズジャパンの活動を知り、ホテルレストランでの特別メニュー提供を通じて、彼らの活動を広く知ってもらいたいと考え、今回の共同企画が実現した。[....]