磯焼け対策に国連が公式推薦

2022年1月12日

磯焼け海域の痩せたウニ。独自飼料で身入りを増やす

 ウニノミクス(株)(東京・江東区、武田ブライアン剛社長)は6日、国際連合から「国連海洋科学の10年」の公式推薦を授与されたと発表した。ウニの蓄養事業を通じた磯焼け対策という、ビジネスモデルの確立が評価された。営利企業として国連の推薦を受けたのは、世界でも同社が3社目だ。

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 「国連海洋科学の10年」(持続可能な開発のための国連海洋科学の10年)は、海洋の保全と持続的な利用に向け、2017年の第72回国連総会で採択された。持続可能な開発目標(SDGs)の14番「海の豊かさを守ろう」の目標の達成に向け、21年から国際的に特に力を入れる10年と定義している。[....]