未来ビジョンをデザイン、瀬戸法制定50年で式典開催

2023年11月15日

ポスター発表で最優秀・優秀賞の高校生

 環境省、瀬戸内海環境保全知事・市長会議および(公社)瀬戸内海環境保全協会は12日、神戸国際会議場で瀬戸内海環境保全特別措置法(瀬戸法)制定50周年記念式典を開いた。副題は「瀬戸内未来ビジョン 先人から若者へ 若者から未来へ 未来へのバトンパス」。午前中は瀬戸内海関係府県などの高校21校が海洋環境保全などについて調査研究した内容をポスター発表。午後は、開会あいさつのあと、ポスター発表表彰式、大学生による「瀬戸内未来ビジョン」の提言、パネル討議が行われた。

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 開会にあたり、主催者を代表して滝沢求環境副大臣は「瀬戸法制定から半世紀を迎えて環境は大きく変化した。栄養塩不足、ノリの色落ちなどが起き、2021年には瀬戸法を改正、地域の状況に応じたキメ細かな管理が可能となる制度とした。「ブルーカーボン」への取り組み、藻場・干潟の再生、海洋プラスチックゴミへの対応などが重要となってくるが、省としても令和の里海づくり、藻場・干潟の保全・再生など支援をしていく。きれいで豊かな瀬戸内海を目指していく」と述べた。[....]