新生成田市場、日本食発信に期待

2022年1月21日

閉鎖型になった水産仲卸売場

 千葉・成田市が日本最大の国際空港・成田空港の隣接地にワンストップ輸出機能を有する初の卸売市場かつ、閉鎖型・低温管理可能な施設として整備した、成田市公設地方卸売市場(新生成田市場)が20日に開場した。水産棟「低温せり場」でマグロのセリ前に行われた初市式で、無事に開場を迎えたことを喜んだ開設者代表の小泉一成市長は「新市場から日本の食のおいしさ、安全性を多く知っていただくことを強く願っている」と世界発信の役割に期待をにじませた。

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 初市式には成田市議会新市場整備・輸出拠点化等調査特別委員会の秋山忍委員長も駆け付け、今後追加で整備する関連棟や集客施設棟を含め、市議会が継続支援していくことを約束した。卸売業者である大都魚類(株)成田支社の廣野安弘支社長は「新市場のすべての皆さまと一緒にがんばっていきたい」と抱負を述べ、成田市水産物仲卸協同組合の渡辺博光理事長((株)丸六社長)の音頭で三本締め。[....]