徳島県/DX、GXで成長加速へ

2022年5月10日

ペットボトルで栄養塩を藻類に供給する

 徳島県はデジタルトランスフォーメーション(DX)およびグリーントランスフォーメーション(GX)の両戦略で水産業の持続的な振興・発展、成長を加速させていこうと取り組んでいる。同県の今年度の水産関連新規事業のうち、特に注目されるのは、漁業調査船・とくしまの新船建造および気候変動適応型藻類養殖推進など。

 漁業調査船・とくしまの新船建造は、現在の「とくしま(80トン)」が2000年製造で老朽化していることから、新たに漁業操業の効率化と高度化に向けて水深別海流や海底地形の広域かつ高精度な観測と、人工知能(AI)を活用した迅速な予報配信などを可能にする最先端の機能を備えた漁業調査船を建造する計画。DX戦略の一環でスマート水産業の加速化を図ることにしている。竣工時期は未定。予算は1億7264万円。[....]