ASVがウニ駆除支援

2022年1月14日

リアルタイムで映し出される海中の各種情報

 水中カメラやサイドスキャンソナーなどを搭載した小型無人ボート(ASV)で磯焼けの原因となるウニの密度マップを作成するための実証実験が12日、神奈川・横須賀市の荒崎海岸で公開された。効率的な駆除の支援が目的で、事前にプログラムしたルートを自律航行し、海底を撮影した。今後、人工知能(AI)を用いて得られた映像からウニを自動検出し、位置・地形情報などと合わせて1月末をめどにマップを完成させる。

◇      ◇       ◇

 同海域では磯焼けが深刻化し、アワビ漁などに被害が発生している。現在は漁師が休漁の間に潜水してウニを駆除するが、活動時間に限りがあるうえ、経験に頼った探索による空振りが課題となっていた。[....]