家計調査(2月)魚介類、2か月ぶり実質増 

2024年4月9日

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引き続き大幅な消費の上振れが続くホタテ

 総務省は5日、家計調査報告(2人以上の世帯)の2024年2月分を発表した。消費支出全体は名目で前年比3%近い増加とはなったものの、実質(消費者物価指数で補正し比較)減は継続。4年に1度のうるう年の影響を除いて試算すると、実質で2・7%減だった。ただし魚介類は、カニ、ホタテ、マグロなどの生鮮魚介類の大きな伸びに支えられて、2か月ぶりに実質増となった。

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 消費支出金額は一世帯当たり27万9868円で実質0・5%減となった。実質減は12か月連続。ただ、内数の食料は8万2072円で実質2・0%増と、外食や飲料の貢献で、17か月ぶりの実質増としている。[....]