小売経由の魚介類、好調続く/家計調査(4月

2020年6月8日

 総務省は5日、2020年4月分の家計調査報告を発表した。新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言発令で社会活動が大きく制限されたことにより被服・履物や教養娯楽への消費が急減し、一世帯当たりの消費支出は前年比11・1%減(実質、消費者物価指数で実質化)と、前例のない落ち込みとなった。食料への支出金額も外食が6割超減ったために6・6%減(実質)と前年を割ったものの、小売から買われた魚介類は、カテゴリーによらず好調となり、支出金額6・9%増(名目、以下同)と大きく伸長した。

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 同じタンパク源である肉類の支出金額の伸び(20・4%増)には水をあけられたが、3月の前年比(4・3%増)から伸び率は拡大した。

 内訳をみると、生鮮魚介類は支出金額3477円で6・6%増。本紙が編集・発表してきた過去データと比較すると、[....]