国産バナメイ稚魚供給へ/ JIRCAS

2022年2月28日

ISPSで生産しているバナメイ

 国際農林水産業研究センター(JIRCAS、国際農研)は24日、ベンチャー企業を立ち上げ、国産バナメイの稚エビの開発、販売などを目指すと発表した。国内ではバナメイの陸上養殖が各地で始まっているが、稚エビは米国ハワイやタイ国からの輸入に頼っており魚病が発生した事例もある。

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 国際農研の初めてのベンチャー企業としてShrimp Tech JIRCASを8日に設立した。社長には国際農研水産領域プロジェクトリーダーのマーシー・ワイルダー氏が、副社長には主任研究員の姜奉廷氏が就いた。

 国際農研はIMTエンジニアリング?と共同で閉鎖循環式屋内型エビ生産システム(ISPS)技術の実用化に成功してきた実績があり、[....]