2024年1月11日
日本最大級の閉鎖循環式陸上養殖(RAS)施設で養殖されたアトランティックサーモンが今年、いよいよ出荷される。養殖を行うノルウェー資本の日本法人プロキシマー(株)(本社・横浜市、ヨアキム・ニールセン最高経営責任者〈CEO〉)は昨年末、最初の関門となるふ化・幼魚場棟(H&N棟)から育成場棟(PSG棟)へのサーモン移送に成功。秋には2500トンを出荷する計画だ。
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富士山麓の静岡・小山町、約5万7000平方メートルの敷地に建設していたアトランティックサーモンRAS施設「富士小山養殖場」が完成したのは昨年9月。現在は出荷用タンク以外の残りのタンク施工を急ピッチで進めている。初年度の出荷は約2500トンを予定しており、数年のうちに5300トン体制にもっていく計画だ。[....]