各国に船員の国境越え制限免除を要請/IMO

2020年5月28日

 新型コロナウイルスの感染拡大で、外航船が都市封鎖した国に寄港できず、船員を帰国させられない“乗り換え問題”に、世界中の海事産業および漁業関係者が頭を悩ませている。国際海事展のSea Japanやバリシップを主催するインフォーママーケッツジャパンが22日に主催したオンラインセミナーでは、国際海事機関(IMO)が「船員は生活を維持するために欠くことができない職業従事者」と位置付け、国境越えの制限から免除されるよう、各国政府に働き掛けていることが報告された。

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 「新型コロナウイルスが及ぼす海運・海事業界への影響」をテーマにしたセミナーは、海運関連情報サービスで国際的に知られるロイズ・リスト・インテリジェンスのコバーン・アンドリュー営業マネージャーが講師を務めた。[....]