北海道・森町、カネキチ澤田水産の工場が刷新

2024年3月19日

クリックで画像を大きく表示します

刷新された第三工場のホタテ貝むき作業場

 北海道森町砂原の水産加工、(株)カネキチ澤田水産(澤田光社長)は、ホタテ製品などの加工場を改修・刷新し、今月から本格稼働を開始した。対米HACCP取得を見据え、衛生環境を一層向上させたほか、高性能のトンネルフリーザー2基を新規導入し、玉冷やボイルホタテの生産力増強を図った。新工場を基点に国内外への製品販売拡大に取り組み、業容のさらなる発展を目指す。

       ◇       ◇       ◇

 カネキチ澤田水産はホタテを主体に噴火湾のスケソウ・タラコ、カニ、サバ、イワシなどを扱い、商社を通し国内外に販路を築いている。食品安全マネジメントの国際規格、ISO22000や海洋管理協議会(MSC)の流通加工段階認証(CoC、ホタテ)を取得し、万全の管理体制のもとに製品を生産、〝カネキチ〟ブランドとして幅広く支持を得ている。

 そんな同社がさらなる事業基盤の強化に向けて計画したのが、第一、第二、第三工場の一体的な改修工事だ。衛生管理体制を強化してホタテで対米HACCPを取得し、国内外での販売拡大につなげるのが狙いで、昨年11月に着工し、今年2月に竣工した。[....]