佐渡、児童がカキ養殖体験

2021年10月7日

種ガキの取り付けを体験する児童ら

 新潟・佐渡島で加茂湖(両津、新穂の2地区)と並んで「養殖カキ」の水揚げに取り組む佐渡市真野湾(佐和田、相川、真野の3地区)の沢根漁港でこのほど、地元の市立河原田小学校の3年生児童ら22人が「種ガキ」の取り付け作業を体験し、島の水産漁業への理解を深めた。

 総合学習の授業の一環として実施し、初めに、会場のJF佐渡漁協カキ加工場内で講師の同漁協稲鯨支所佐和田出張所のカキ養殖専門漁師6人の手ほどきを受けながらホタテの貝殻で育てた“カキの赤ちゃん”を専用ロープに取り付けた。

 種ガキ付きのホタテは、産地の広島県から今年5月末に取り寄せ、この日の児童らの体験用に同漁師らが大切に育ててきた計480枚の“2年ガキ”。児童らは、荒波などで海底に落ちたり、ぶつかったりしないように1枚ずつ、しっかりと縛っていた。[....]