仙台で活カンパチつかみ取り、鹿児島から25時間かけ輸送

2023年10月4日

笑顔で解体ショーを行う半田さん

鹿児島で育てたカンパチを生きたまま約1500キロ離れた仙台へ運び、子供たちにつかみ取りを体験させる取り組みが9月30日、(株)東日本放送の開局48周年記念イベントで行われた。独自ブランド「三ツ星かんぱち」を展開する柿内水産(有)(鹿児島・鹿屋市)が水産卸の仙都魚類(株)と実施した企画で、解体ショーや試食提供も交えて漁場・錦江湾の荒波に育まれた身の締まりや生きのよさ、キメ細かく脂が乗った味わいをアピールした。
会場となった仙台市太白区の東日本放送本社前に5メートル四方のプールを設置。海水を張ったうえで4キロ物のカンパチを放ち、小学3~6年生につかみ取りさせた。柿内水産によると、輸送にはフェリーと陸路で延べ25時間かかったが、連れてきた30尾はどれも〝長旅〟を経たとは思えないほど元気いっぱい。伸ばした手を振りほどく力強さと素早い泳きで挑戦する子供、応援する大人たちを大いに盛り上げた。[....]