二次元コードで漁獲証明実験 

2022年3月3日

QRコードの読み込みイメージ

 スマート水産業の実現を目指すオーシャンソリューションテクノロジー(株)(長崎・佐世保市)は2月26日から3月11日まで、JF宗像漁協(福岡・宗像市)の協力で、産直施設「道の駅むなかた」に出荷するサワラに二次元(QR)コードの漁獲証明を付けて販売する実証実験を行っている。「いつ、どこで、誰が」漁獲したかの情報を消費者に提供。運用面の問題点の洗い出しとともに、売価の底上げが可能かどうかを探る。

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 同社がスマートフォンアプリとして開発を進める、水産業のための漁業者支援サービス「トリトンの矛」から取得した漁業者の操業情報をベースに行う。購買客が手持ちのスマートフォンでQRコードを読み取れば水産物の詳細情報が入手でき、出所が明確な水産物を安心して購入できる。[....]