ブリストル湾ベニザケ、漁獲正念場

2013年7月3日

 ブリストル湾のベニザケ漁は6月30日現在、早くも1000万尾を超えた。総来遊数は1400万尾を超え、資源保護のための河川遡上も順調だ。このあと1週間、大きなヤマ場を迎える。

 アラスカのサケ・マスは今年、なぜかすべての魚種で、また多くの地域で来遊が早い。「こんな年は珍しい」と北米のベテラン関係者も頭をひねるほどだが、実際に漁獲量は昨年の2倍ペースで進んでいる。

 とりわけ缶詰や冷凍、筋子向けなど重要な産業を支えるブリストル湾のベニ来遊は、当初の不漁予想を覆す好調な出足を維持しており、30日までの漁獲量は[….]

(「2013年ブリストル湾のベニザケ漁獲推移」)本紙参照