ノリ、今期大減産の見込み

2023年2月3日

乾ノリ全国主要共販漁連の上場実績(2022年2月1日現在)

 全国でノリ生産が最盛期を迎える中、全国漁連のり事業推進協議会が2月1日現在(2022年11月1日?23年1月31日)の乾ノリ共販漁連別実績を発表。九州有明産が不作で大減産の見通しとなり、相場も高騰している。

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 全体の上場枚数は17億7096万枚(前年同期比32%減)、金額は319億8699万円(10%減)と記録的な減産となっており、価格も急騰。栄養塩不足などで生産量が大幅に減少している九州有明地区の影響が大きく、前漁期の60億枚台には遠く及ばず「このままいくと50億枚もいかない可能性すらある」と複数の業界関係者が話すほど厳しい状況となっている。[....]