2023年6月27日
日本缶詰びん詰レトルト食品協会(日缶協、浦上博史会長)は23日、2022年の缶詰・ビン詰、レトルト食品の生産統計を発表した。品目別にみると、ツナ缶(マグロ・カツオ類)が7年ぶりに生産量トップとなった。円安により国内生産が増加したことに加え、6年連続で1位だったサバの不漁も影響している。水産缶詰・ビン詰の年間生産量は9万1501トン(前年比2・8%減)となり、2年連続で10万トンを下回った。
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ツナ缶は、マグロ・カツオ類合わせて3万3470トン(2・4%増)だった。内訳としては、マグロが2万2659トン(5・0%増)で、カツオは1万811トン(2・7%減)と好不調が分かれる結果となったが、マグロ類も原料事情が決して良好だったわけではない。[....]