チリ大手アイセン社、ギン現地定塩トリムC初出荷

2022年10月21日

ギン定塩トリムC初出荷の様子

 ワンフローズン(1回凍結)のギンザケ現地定塩トリムC製造で、現地で初めて量産体制を整えたチリのサルモネス・アイセンは14日、日本に向けて最初のコンテナを積み出した。初出荷はネット21・5トンのフルコンテナ1基分で、11月中旬には東京港に到着し内販を開始する予定だ。

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 アイセン・アジア(東京・築地)の金星社長によると、9月末には製造・販売流通にも精通する日本人技術者が現地入りし、10月から本格的に製造ラインが稼働し始めた。

 立ち上がりこそ日産4トンペースだった製品生産量は、中旬には8トンに倍増し、今月中には目標の10トンに達する見通し。現在は1ラインを昼夜2シフト体制で稼働しているが、「ゆくゆくは2ラインに増強してフル生産体制を築いていきたい」(金社長)と意欲的だ。[....]