スルメ11月も前年割れ、全漁連集計

2023年1月20日

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全国のイカ水揚げ集計

 JF全漁連のまとめによると、昨年11月の全国のスルメイカの水揚げは前年同月に比べ冷凍は増加したものの、生鮮が振るわず、合計では前年同月比4%減の2758トンにとどまった。盛漁期入りした9月以降、3か月連続の前年割れとなった。

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 生鮮は三陸は前年を上回ったものの、北海道や九州が伸び悩み、トータルでは18%減の1867トンとなった。冷凍は中型イカ釣り船の水揚げ時期に当たったことで、三陸(八戸)で増加し、トータルで46%増の892トンと伸長した。冷凍の前年比プラスは、漁端境期の昨年5月を除くと、一昨年の12月以来、11か月ぶりとなった。

 平均単価は生鮮が44%高のキロ931円、冷凍が69%高の1174円と、高値傾向が継続した。[....]